2008年3月30日日曜日

国産ジェットを25機購入 全日空、設計にも参加

全日本空輸は27日、三菱重工業が開発を進めている国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を25機購入すると正式に発表した。操縦室や客室などの設計にも参加する。
 海外のメーカーの同型機と燃費や客室の快適性、エンジンの騒音などを比較し、MRJの導入を決めたとしている。燃料コストの負担減などで、年間約50億円の増益効果が見込めるという。
 三菱重工は、海外の航空会社からも受注が見込まれることから、月内にもMRJの事業化を正式に発表する見通しだ。
 MRJは70-90人乗りの小型ジェット旅客機で、全日空は札幌、名古屋、福岡などと国内の地方空港を結ぶ路線を中心に運航する方針。就航は2013年以降になる見通しという。日本航空もMRJの導入を検討している。

(北海道新聞より引用)

2008年3月25日火曜日

がん拠点病院を倍増 道審議会 新医療計画を答申

道医療審議会(長瀬清会長)は二十四日、新年度から十年間の新しい「北海道医療計画」の道原案について、了承することを、高橋はるみ知事に答申した。原案では道民の死因の約三割を占めるがん対策として「地域がん診療連携拠点病院」を現状の二倍の二十カ所に増やし、七十五歳以下のがん死亡を二割減らすなど三十五の目標を盛り込んだ。
 医療計画は、医療法で都道府県が策定することを義務付けられており、道は一九八八年に初めて策定し、今回で二度目の改定となる。原案では、死因の上位に位置する「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞(こうそく)」「糖尿病」の四疾病と「救急」「へき地」「周産期」「小児」「災害」の五分野について対策を記した。
 がん対策では、現在、市立札幌など十カ所にとどまっている地域拠点病院を二十に増やし、その中心となる北海道がん拠点病院一カ所を別途指定。がんの原因とされる喫煙率(男性45%、女性12%)を全国平均以下に引き下げ、十万人あたりのがん死亡数(七十五歳以下)を、男性は一三二・二人から一〇五・七人に、女性は六九・二人から五五・三人とする目標を掲げた。
 四疾病対策では、四十歳以上に対する検診が有効とされていることから、がん検診受診率50%を目指し、生活習慣病などを対象に新たに始まる「特定健康診断」は受診率80%を目標とする。
 また、周産期医療では市立函館など五病院で休止している分娩(ぶんべん)について「再開に努める」とし、小児医療では人口一万人あたり一五・八人(全国平均は一七・八人)の医師数を十七人まで増やすとした。また、病院を選ぶ際の参考にしてもらうため、四疾病五分野ごとに設備などの基準を上回る医療機関名を道のホームページなどで公表する。

(北海道新聞より引用)

2008年3月18日火曜日

さよなら、北海商科大北見キャンパス 31年の歴史に幕 最後の卒業式

三月末で札幌に全面移転する北海商科大の北見キャンパスで十六日、最後の卒業式が開かれ、前身の北海学園北見大時代を通じて三十一年間の歴史に幕を下ろした。
 卒業生四十二人のほか、教職員や保護者ら計約百十人が出席。森本正夫学長から一人一人に卒業証書が手渡された後、卒業生を代表し、小西洋平さん(22)が「よい思い出を持って学びやを去ることができるのは皆さんのおかげ」と答辞を述べた。
 式の最後には、開学時に作られた旧学歌を全員で歌って、別れを惜しんだ。
 同大は一九七七年、自治体が土地などを提供する全国初の「公私協力方式」で開学。商学部のみの単科大学で、既に閉校となった併設の短大を含め、約七千三百人の卒業生を送り出してきた。学生減などから、二〇〇六年に名称変更して札幌キャンパスを開校するとともに、北見からの撤退を進めていた。

(北海道新聞より引用)

2008年3月6日木曜日

道内公立高 きょう入試 3万9千人挑戦

道内公立高の二〇〇八年度一般入試が五日から始まる。約三万九千八百人が志望校合格を目指し、学力試験や面接試験に臨む。
 道教委によると、一般入試を行うのは二百五十四校。このうち学力試験を実施するのは、全日制二百四十四校と四月に開校する定時制の札幌大通の計二百四十五校。推薦入試の合格内定者などをのぞいた実募集定員に対する倍率は、全日制、定時制合わせて前年比〇・〇一ポイント増の一・一〇倍。
 学力試験は五日午前九時二十分から午後三時半まで、国語、数学、社会、理科、英語の順に行う。六日も百九十三校が面接試験などを行う。合格発表は十七日午前十時。

 学力試験の各教科の問題と解答は、本紙のほか、五日午後三時半以降、北海道新聞ホームページ(http://www.hokkaido-np.co.jp/)上にも六日夕まで掲載。「国語」については、著作権にかかわるケースもあり、解答のみの掲載となります。

(北海道新聞より引用)