三月末で札幌に全面移転する北海商科大の北見キャンパスで十六日、最後の卒業式が開かれ、前身の北海学園北見大時代を通じて三十一年間の歴史に幕を下ろした。
卒業生四十二人のほか、教職員や保護者ら計約百十人が出席。森本正夫学長から一人一人に卒業証書が手渡された後、卒業生を代表し、小西洋平さん(22)が「よい思い出を持って学びやを去ることができるのは皆さんのおかげ」と答辞を述べた。
式の最後には、開学時に作られた旧学歌を全員で歌って、別れを惜しんだ。
同大は一九七七年、自治体が土地などを提供する全国初の「公私協力方式」で開学。商学部のみの単科大学で、既に閉校となった併設の短大を含め、約七千三百人の卒業生を送り出してきた。学生減などから、二〇〇六年に名称変更して札幌キャンパスを開校するとともに、北見からの撤退を進めていた。
(北海道新聞より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿