2007年10月18日木曜日

米空母・室蘭寄港 乗組員の奉仕 夕張市が断る

 【夕張】米海軍の空母キティホークの室蘭港寄港に伴い、米国が申し出た乗組員らによるボランティア支援を、夕張市が断ったことが十六日、明らかになった。藤倉肇市長が住民感情を考慮し、「混乱を避けたい」と判断したためだ。
 同市によると、在札幌米国総領事館の領事から九月六日、ボランティア支援の提案があった。これに対し、市側は当初、受け入れる方向で検討を開始。具体的な作業として《1》道路脇に立てるスノーポールのペンキ塗り《2》道路のスリップ防止剤の袋詰め《3》林道のわだちの埋め立て-が候補に上がっていた。
 しかし、最終的に藤倉市長が「財政再建団体移行で不安に暮らす市民に、世論の賛否が分かれる話を持ち込んで混乱を与えたくない」として、米側の申し出を断ることを決め、市の担当者が十五日に電話で米側に伝えたという。
 キティホークは二十六日から三十日まで室蘭港に寄港する。
(北海道新聞より引用)

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