2008年6月3日火曜日

ガソリン170円突破 道内スタンド 一気に10-12円上げ(06/02 07:32)

石油元売り各社は一日の出荷分から、ガソリンなど石油製品の卸価格を一斉に引き上げた。これに伴い全国各地の給油所で値上げが相次ぎ、道内でもレギュラー一リットル当たり一〇-一二円程度引き上げたところが多かった。一年前には一三○円台後半だった道内ガソリン小売価格は過去最高の「一七〇円時代」に突入。暫定税率が復活した五月に続く値上げに、多くのドライバーはため息を漏らした。
 原油高で元売り各社の調達コストが膨らんだのが要因。最大手の新日本石油は一二円、ジャパンエナジーは一三円、昭和シェル石油は一二・五円、出光興産は九・五円と、それぞれ過去最大級の引き上げとなった。
 「どこまで上がるのか。もう遠出を控えるしかない」。一日午後、札幌市中央区のスタンドで給油した男性(47)は「172円」と書かれた価格表に表情を曇らせた。近くの安売り店で給油した女性(26)も「安売り業者でも高い。気軽に車に乗れない」。
 道内小売業者では、最大手の北海道エネルギー(札幌)が、一五六-一六〇円から一二円引き上げて一六九-一七二円に。大栄商事(釧路)は一五八円を一七一円にアップ。安売りで知られる茂田石油(旭川)も、旭川市内四店のセルフ式スタンドの価格を一二-一七円引き上げ、一六三・八-一六八・八円とした。前側石油(函館)は一五六-一六一円で価格を据え置いたものの、二日に値上げを予定している。

北海道新聞より引用

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