2008年2月10日日曜日

第1陣は全員和解 札幌地裁 原告7人と国 新・道石炭じん肺訴訟

道内の炭鉱で働き、じん肺にかかった患者が国に一人当たり千百五十万円の損害賠償を求めた「新・北海道石炭じん肺訴訟」で、第一陣の原告七人と国との和解が八日、札幌地裁(中山幾次郎裁判長)で成立した。これにより、第一陣訴訟は原告二百四十六人(うち七十六人死亡)全員が国と和解し、終結した。第一陣訴訟で国が支払う和解金は総額約十八億円となった。
 八日の和解で国は七人に一人当たり六百六十万-九百十六万円、総額約五千八百万円を支払う。
 訴状などによると、原告は一九六○年から八六年の間に、粉じんが舞う北炭など道内各地の炭鉱坑内で働き、じん肺を患った。
 新・北海道石炭じん肺訴訟は、第一陣が二○○五年十月に提訴。さらに、昨年四月に第二陣四百七十七人、同七月以降に第三陣二百九十六人がそれぞれ提訴し、国との和解へ向けて協議を進めている。

(北海道新聞より引用)

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